いま、なぜ、「玄洋社」の真実に迫るのか!

本日(7/2)午前、「玄洋社 思想を護る会」主催の勉強会に参加してきました。

「玄洋社」と聞いて、「右翼団体」、「国粋主義者の団体」あるいは「侵略主義者」といったイメージを抱かれている方は多いかと思います。

しかし、「玄洋社」の実態はどのようなものであったか、どのようにしてそのイメージがつくられたか、残念ながらほとんど知られていません。

「玄洋社」の掲げた〝アジア主義〟とは、アジア諸民族が団結していくことによって、欧米列強によるアジアの植民地支配から解放されるべきとして、「アジアはアジア人のアジア」という理想を具現化した言葉でした。

ところが、これに対し、現実の日本は、「日露戦争」の勝利により、「世界三大強国になった」と自負するに至り、その後、「韓国併合」、「第一次世界大戦」を通じて着実に大陸進出を進めていくわけですが、同時に軍部の肥大化に伴い、軍国主義、覇権主義、膨張主義がはびこることとなります。

結果として、このことが「満州事変」、「5・15事件」、国際連盟脱退へと続き、そして政党政治の没落と軍部の暴走へと進むことになり、「大東亜共栄圏」を掲げて、日本は米英とは異なる「大東亜新秩序の建設」、「大東亜共栄圏」を掲げて大陸侵略を行い、果てに対米戦争へと突入し、敗戦という結末を迎えるわけです。

この「大東亜新秩序の建設」の過程で、「玄洋社」が掲げた〝アジア主義〟は軍部の大陸侵略・侵略戦争の思想的バックボーンに利用され、「戦争の大義として、アジア主義を利用した欺瞞としての大東亜共栄圏」へと変質してしまうわけです。

このようなことから、日本の敗戦後、「GHQ」による日本統治下において、「玄洋社」は「日本の国家主義と帝国主義のうちで最も気違いじみた一派」というレッテルが貼られ、解散命令を受けることになります。このことが、今日の「玄洋社」=「右翼団体」、「国粋主義者の団体」、「侵略主義者」というイメージが作り上げられたわけです(ちなみに、「GHQ」によって解散命令が出されたのは「玄洋社」など45団体であった)。

敗戦72年を迎えようとしている今日、「歴史修正・歪曲主義」、「東京裁判史観の克服」という一部の勢力が台頭する背景には、政治の世界において現職国会議員の発言で意を強くしているところが多きい。

それは、自民党高市早苗衆議院議員が「日本国は過去において中国や韓国を侵略した事など一切無かった。」と発言(2015/3/13)するとともに、「戦前、日本 がアジアの主導権を握って大東亜共栄圏を作ろうとしたことを評価」したり、同党三原じゅん子参院議員が「参院予算委員会」の質問(2015/3/16)で、「ご紹介したいのが、日本が建国以来、大切にしてきた価値観、八紘一宇であります」と述べるなど、いずれも戦後生まれの国会議員による偏狭的な歴史観による発言が後押ししていることは確かです。

「玄洋社」の真の姿に迫ろうと、永年「玄洋社」研究に取り組まれているのが「福岡地方史研究会」会長・石瀧豊美氏です。

氏が執筆した『玄洋社・封印された実像』は、「玄洋社」の真の姿を追う力作です。是非、ご一読を進めます。

こうした議員にこそ、石瀧氏の本を読んでほしいですね。

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